ABSTRACT W01-5(W01)
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細胞周期チェックポイント機構と細胞老化・癌化:中西 真(国立長寿セ・研・老年病)

Cell cycle checkpoint mechanism and its implications in cellular senescence and carcinogenesis : Makoto NAKANISHI (Dept. of Geriat. Res., Natl. Inst. for Longevity Sci.)

真核細胞では、細胞周期の正確な進行とgenomeのintegrityの維持のために、種々のチェックポイント機構が働く。例えば、テロメア長の短縮が”分裂時計”として働き、ある程度以上短くなると細胞はG1期に停止して老化すると考えられている。一方、DNA障害あるいは染色体分配のチェックポイントの破綻が、癌化のプロセスで重要な役割を演じていることも強く示唆されている。実際、染色体分配のチェックポイントに働く遺伝子の変異が大腸癌細胞において同定された。このように細胞周期チェックポイント機構は、細胞の正確な分裂機構の維持に不可欠である。現在、異常をモニターする機構とそのシグナル伝達系についてはほとんど不明であるが、最終的には細胞周期制御因子群を制御することで細胞周期停止に導くと考えられている。本ワークショップでは老化細胞におけるCdkインヒビターを中心とした細胞周期制御機構と、癌細胞におけるchk1をはじめとするDNA障害時での細胞周期を制御するキナーゼ、フォスファターゼに焦点を当てて報告する。