ABSTRACT W13-6(W13)
腹膜播種にたいするperitonectomyと温熱化学療法
金沢大学第二外科 米村豊1、谷口桂三1、坂東悦郎1、藤田秀人1、津川浩一郎1、二宮致1、伏田幸夫1、藤村隆1、西村元一1、三輪晃一1、同癌研化療 遠藤良夫2、田中基裕2、佐々木琢磨2、国立癌センター ウイルス部 杉山和夫3
Peritonectomy and hemo-hyperthermic peritoneal perfusion: (1Surgery II, School of Med. Kanazawa Univ.2Exp. Therapeutic. Cancer Inst. Kanazawa Univ. 3 Natl. Cancer Center. Virol.)
目的)腹膜播種の外科治療成績は不良である。そのもっとも大きな原因は従来の術式では腹腔内に広がった播種をすべて切除できないことであった。われわれは腹膜播種の全切除を目的としたperitonectomy(Px)という新しい術式を考案し、温熱化学療法と併用することで予後の改善をはかってきた対象、方法)Pxはvisceral/parietal Pxで構成され、肉眼的に認められるすべての播種を切除する。再建後、遺残したmicrometastasisを温熱化学療法で根絶させるものである。P2/P3胃癌14例、大腸癌4、腹膜中皮腫 1例にPxを行った。結果)完全切除は16例(86%),Pxにもかかわらず癌が遺残したもの4例であった。平均手術時間8時間、出血量3.3 lで、手術死亡0%、合併症43%であった。食事摂取不可能な例7例中6例が可能になった。13例は謝気復帰した。不完全切除例は全例1年以内に死亡したが、完全切除例の1生81%,2生30%であった。2例が4年以上生存中である。