登録番号: | 20018 |
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演題番号: | O-131 |
発表日: | |
時刻: | 〜 |
会場: | |
発表セッション記号: | 026 |
発表セッション名: | CKD臨床3 |
発表セッションサブタイトル: | |
座長名: | 、 |
座長所属: | 、 |
三原 悠1、塩津 弥生1、草場 哲郎1、玉垣 圭一1
1京都府立医科大学腎臓内科
【目的】腎疾患におけるステロイドの使用方法には連日内服,隔日内服,パルス療法があるが,治療中の血糖変動についての報告は限られている。持続血糖測定器FreeStyleリブレProを用い,ステロイド治療早期の血糖変動について評価する。 【方法】糖尿病の既往がなく,ステロイド治療を開始する腎疾患入院患者を対象に,最長14日間の血糖値を連続測定した。連日内服群はプレドニゾロン 0.6〜1.0 mg/kg朝食後の連日内服,隔日内服群は30 mg朝食後の隔日内服,パルス療法はメチルプレドニゾロン 500 mgを連日3日間の点滴を行った。 【結果】連日内服群 9名,隔日内服群 13名で,パルス療法は連日内服の1名と隔日内服の全員で実施した。パルス療法中は,全例が食後高血糖(食後血糖値200 mg/dL以上と定義)をきたした。連日内服では8名に昼・夕の食後高血糖を認め,うち5名は内服初日に来たしていた。隔日内服では10名が内服日に食後高血糖を来たしたが,非内服日は1名に留まった。10名のうち7名は,内服初日から食後高血糖を来たした。200 mg/dL以上のAUC,24時間平均血糖,平均血糖変動幅(MAGE)は,内服日と非内服日とで有意な差を認めた。 【結論】ステロイド内服による食後高血糖は,多くの患者で内服初日から生じる。隔日内服では,内服日と非内服日とで異なる血糖変動を示す。 |