登録番号: | 20450 |
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演題番号: | P-276 |
発表日: | |
時刻: | 〜 |
会場: | |
発表セッション記号: | 084 |
発表セッション名: | 血液透析 ポスター |
発表セッションサブタイトル: | |
座長名: | 、 |
座長所属: | 、 |
安藤 一郎1、藤原 正子1、宍戸 洋2、寺脇 博之1
1帝京大学ちば総合医療センター 腎臓内科、2医)みやぎ清耀会緑の里クリニック
[背景]われわれは、DKD(diabetic kidney disease)由来患者が透析中にしばしば飢餓代謝(cell starvation)に陥り、血中ケトン体が上昇することを発見した。この主要因は透析セッションでのインスリン値の急激な低下と考えられる。さらに多くの因子の変動が関与すると思われるが調べられていない。 [目的]血糖及び血圧調節に関与する生理活性因子であるコルチゾ−ルの動態について調べる。 [方法]原疾患や代謝の違いなど様々な背景を持つ患者群において、コルチゾールとケトン体の血中値測定により相関を調べる。血圧や血糖値との関連をインスリン濃度も含め検討する。 [結果]飢餓代謝の現れるDKD患者と飢餓のないnon-DKD患者についての検討では、コルチゾールとケトン体は逆相関することを認めた。 [考察]透析飢餓はアミノ酸を糖新生に動員し、蛋白異化を亢進させるのでサルコペニアにつながると思われる。飢餓を防ぎセッション中も正常代謝を保つために関連因子を把握し制御することが必要である。 |