登録番号: | 20734 |
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演題番号: | O-313 |
発表日: | |
時刻: | 〜 |
会場: | |
発表セッション記号: | 062 |
発表セッション名: | CKD療養指導2(コメディカル) |
発表セッションサブタイトル: | |
座長名: | 、 |
座長所属: | 、 |
石川 祐一1、中川 幸恵2、鈴木 薫子3、植田 敦志4
1茨城キリスト教大学、2藤女子大学、3日立総合病院 栄養科、4日立総合病院 腎臓内科
目的:CKD患者に対する食事療法はたんぱく質,食塩の制限が基本である.しかし超高齢社会を迎え,低栄養予防やフレイル予防の重要性が示されている.そこで本研究では体組成測定,血液検査結果からCKD患者に対する適切な食事療法のあり方について検討した.対象と方法:腎臓内科に通院中のCKD患者18名 (男性14名女性4名),年齢は52歳〜80歳(67.2±8.1歳)CKDステージはG3a=1名,G3b=1名,G4=3名,G5=13名であった.体組成はseca mBCA525を使用,24時間蓄尿からの推定たんぱく質摂取量,推定食塩摂取量,血液検査値から検討を行った.結果:推定蛋白摂取量と体脂肪量に負の相関(R=−.598),推定食塩摂取量(R=.565)体水分量(R=.513)に正の相関を認めた.推定たんぱく質を中央値にて2分化(高蛋白質食群,低蛋白質食群)し比較したところ,高たんぱく質群は除脂肪量が有意に高値であった.結語:たんぱく質摂取量と除脂肪量,体脂肪量,体水分量には関連があることがわかり,高齢CKD患者に対する食事指導はフレイル,サルコペニア予防を踏まえた上で適切な食事療法を行うことの重要性が示唆された. |