登録番号: | 10050 |
---|---|
演題番号: | WS4-3 |
発表日: | 2022/06/11 |
時刻: | 09:00〜11:00 |
会場: | 第3会場(神戸国際会議場 3階 国際会議室) |
発表セッション記号: | 25 |
発表セッション名: | <プログラム委員会企画2>ワークショップ4 COVID-19と糸球体疾患 |
発表セッションサブタイトル: | |
座長名: | 長瀬 美樹、本田 浩一 |
座長所属: | 杏林大学肉眼解剖学、昭和大学医学部内科学講座腎臓内科学部門 |
鈴木 祐介1、青木 良輔1、二瓶 義人1
1順天堂大学腎臓内科
本邦では2021年2月から医療従事者を対象とした新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種が開始された。ワクチン接種の副反応としては全身倦怠感、頭痛、発熱などが多く報告されているが、糸球体腎炎患者(特にIgA腎症・IgA血管炎患者)あるいはこれまで血尿などの尿所見異常を指摘されていたワクチン接種者において接種後に、肉眼的血尿を呈する症例を多く認めている。このような症例は、本邦のみならず世界各国からも報告されている。この状況を受け、日本腎臓学会・厚生労働省「難治性腎障害に関する調査研究(成田班)」IgA腎症ワーキンググループ合同研究班はワクチン接種後の肉眼的血尿の実態を把握するために、2021年6月に日本腎臓評議員を対象とした「COVID-19ワクチン接種と肉眼的血尿の関連についての調査」を行った。また同研究班は、2021年8月より全国22施設において「COVID-19ワクチン接種と肉眼的血尿の関連についての前向き観察研究」を開始している。本ワークショップでは、ワクチン後の肉眼的血尿陽性者の臨床的な特徴と、肉眼的血尿後の臨床経過などの知見を共有し、その発症機序に関して議論したい。 |