| 登録番号: | 20205 |
|---|---|
| 演題番号: | O-178 |
| 発表日: | 2025/06/21 |
| 時刻: | 15:00〜16:00 |
| 会場: | 第5会場(ノース 3階 G314+G315) |
| 発表セッション記号: | 048 |
| 発表セッション名: | AKI(臨床) |
| 発表セッションサブタイトル: | |
| 座長名: | 蓮池 由起子、濱崎 敬文 |
| 座長所属: | 兵庫医科大学医学教育センター(兼)循環器・腎透析内科、東京大学医学部附属病院血液浄化療法部 |
岸 誠司1、長洲 一1、磯崎 隆司2、北岡 かおり3、矢野 裕一朗4、柏原 直樹1
1川崎医科大学、2ソニーコンピューターサイエンス研究所、3滋賀医科大学、4順天堂大学
| 【背景】 急性腎臓病(AKD)からCKDへの移行制御は重要な臨床課題である。KDIGOは7-90日間の腎機能障害をAKDと定義したが、CKDへの移行に重要な因子は明らかではない。 【方法】 J-CKD-DB-Exのデータを用い、AKD患者(KDIGO基準)における腎イベント(発症90日以降でのeGFR 15 mL/min/1.73m2未満またはeGFR30%低下)到達に関与する因子を、AI技術による因果解析ツール(CALC: https://www.sonycsl.co.jp/tokyo/7593/)によって解析した。CALCは従来の解析手法では推定困難なデータベース内の各要素の因果関係・相互作用を抽出可能にするプログラムである。 【結果】 対象33,543例中、解析可能な21,204例において、腎イベント到達は2,730例(12.8%)であった。CALC解析により、リン吸着薬使用と腎イベントの間に因果関係が示唆された。リン吸着薬とESA製剤の併用により腎イベント発症が増加した。両薬剤のAKD発症後の中止はイベントに影響を与えなかった。 【結論】 CALCによる因果解析により、AKDからCKDへの進展に関与する因子間の様々な因果関係や擬似相関関係についての示唆が得られた。これらの知見は、今後の治療戦略の構築に寄与する可能性がある。 |