市江 和子1
1聖隷クリストファー大学
本研究は、ターナー症候群の子どもをもつ家族における成長ホルモン治療継続に関わる意識のプロセスを明らかにすることを目的とする。研究方法は、修正版グラウンデッドセオリーアプローチ(M-GTA)を用いた。対象者は、主となる養育者8名であった。対象者に個別面接インタビューを行い、それを基に分析した。結果、【子どもの疾患に向き合う】【子どもの疾患にともなう子育てに向き合う】【周りの支援を見極める】【子どものありのままを認める】の4つがコアカテゴリーに位置づけられた。今後の課題として、子どもの疾患と疾患にともなう子育て、子どもをとりまく環境、子どもの成長・発達と将来についての支援の実施があげられた。 |