日本赤十字看護学会誌オンラインジャーナル


年度:2006
巻 :6
号 :1
頁 :103〜109

看護師の臨床経験年数と「自律性」・「職務意識・職場環境」の関係

友澤 永子1

1松山赤十字病院

本研究では、基本的属性・職場環境・職務意識が自律性に及ぼす影響を明らかにし卒後の継続教育の充実を図ることを目的とし、看護師を対象に質問紙による調査を行った。看護師を自律性の形成段階により7群に分類し、それぞれ自律性に影響を及ぼすと考えられる職務意識・職場環境から自律性との関連性を検討した。本研究で明らかになった看護師の自律性形成に影響を及ぼす要因は、臨床経験年数が多くキャリア意識が高いと自律性は高いことである。それに加えて、職場の人間関係、職務満足度が影響するということである。この理由として自律性を促進するためには、看護師に自己裁量権や権限を与え、責任ある自律的な意思決定を促進することが重要であり、これらが看護師の価値観に働きかけてキャリア意識を高め、職務満足を高めると考える。今後、看護師の自己実現を支え、自己効力に働きかけるさまざまな取り組みが実現できる満足度の高い職場環境作りを目指したい。
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