日本赤十字看護学会誌オンラインジャーナル


年度:2014
巻 :14
号 :1
頁 :1〜10

赤十字と心理社会的支援活動

河合 利修1、島井 哲志1、尾山 とし子2、遠藤 公久3

1日本赤十字豊田看護大学、2日本赤十字北海道看護大学、3日本赤十字看護大学

1859年のソルフェリーノの戦いにおけるアンリ・デュナンの救護活動にはすでに現在の心理社会的支援に重なる活動が含まれていた。この活動を起源に赤十字は救護団体として設立されたが、その後、赤十字の救護はもっぱら身体的な面を対象にしていった。しかし、1990年代に入ると赤十字は、特に災害時における被災者・救護員への心理社会的支援を行うようになった。日本赤十字社においても、災害時における「こころのケア」活動が開始された。
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