ID:A00036-00014-10142
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第48回日本核医学会学術総会

パーキンソン病における抗パーキンソン病薬投与後のアデノシンA2A受容体分布の変化

○三品雅洋2,石井賢二2,北村伸3,6,木村裕一2,4,長縄美香2,4,橋本昌也2,5,織田圭一2,鈴木正彦2,5,小林士郎1,片山泰朗3,石渡喜一2

1日医大北総脳セ,2都老研PET,3日医大二内,4放医研イメージング,5慈恵医大神内,6日医大小杉内,7日医大北総内)

【目的】[11C]TMSX PETを用いて、パーキンソン病におけるアデノシンA2A受容体分布の治療後の変化について検討した。【方法】未治療パーキンソン病患者6例において、[11C]CFT PET・[11C]RAC PETを行い、治療前および治療後の被殻のCFT・RAC集積小脳比を算出した。[11C]TMSX PETは700MBqの[11C]TMSX静注後無採血60分のダイナミックスキャンで行い、Logan法とEPICAを用いて結合能を計算した。【結果】2回目の[11C]TMSX PETを施行するまでの治療期間は平均15.7±2.7ヶ月であった。CFT・RAC集積小脳比はいずれも治療開始後低下していたが、アデノシンA2A受容体の分布は4例で増加、2例で減少していた【結論】未治療パーキンソン病ではドパミン分泌の代償としてドパミンD2受容体は増加、アデノシンA2A受容体は低下する。治療による代償の軽減によりドパミンD2受容体は低下した。治療開始後アデノシンA2A受容体はむしろ増加する場合があり、これがジスキネジアや睡眠発作など抗パーキンソン病薬の副作用と関連がある可能性が考えられた。

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