ID:A00072-00009-10058 |
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看-267
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重症心身障害児・者の口腔ケア法の改善~重症児・者の特徴を踏まえた口腔ケアを目指して~
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○中込由紀代1,下野千恵美1 (1山梨県立あけぼの医療福祉センター 看護科)
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【目的】 重症心身障害児・者の特徴を踏まえ、歯科衛生士と連携した口腔ケアの検討。口腔内環境を支援するための基本的条件である歯垢・口臭・歯肉炎の改善。 【方法】 期間 H20年4月~H20年11月 方法事例ABCDの4例に対し個別的状況に応じた口腔プラン表を作成(表1)。歯科衛生士から定期的に口腔ケアの評価を受けケア方法を検討。開口器具(図1)を使用者の状況に合わせて作成し使用。 【結果】 全例に口腔内全体の磨きに改善があり、全体的に磨けていない状況から、磨けていない部分が限局する状況に変化した。(図2)全例にO’Leariのプラークコントロールレコードの改善があった(表2)。全例に、口臭の改善・歯肉炎の改善(出血・腫脹)・歯垢沈着の改善・粘稠な唾液の付着の減少・舌苔の消失があった。全例に開口障害があり、開口器具を歯科衛生士と連携して作成することで、より開口がスムーズにできるようになり口腔ケアが効果的に行え、歯磨きに対する過敏に改善がみられた。 【結論】 1.重症心身障害児(者)のADLを考慮した個々の状態に適応した個別的口腔ケアプランを作成し、口腔ケアを実施・評価することで口腔ケアの効果が得られる。 2.重症心身障害児・者の口腔保健管理は歯科専門職と看護・介助者との一体となった継続的な口腔保健管理を行うことにより、口腔保健状況が大幅に改善される。 3.重症心身障害児・者の口腔ケアは、ケアの困難さを開口器具で解消することで効果が得られる。 |
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