ID:A00093-00024-10521
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第62回日本栄養改善学会学術総会

2Gp-08

大学女子新体操選手における下半身の体型と体脂肪量との関連

○高橋弥生2,大森茜2,古泉佳代3,木皿久美子3

1日女体大院・スポーツ科学研究,2日女体大院・スポーツ科学研究,3日女体大・体育・運動科学)

【目的】新体操競技は見た目の細さが採点に有利な競技である。また、レオタードを着用するため、上半身に比べて特に下半身の細さが重要である。新体操選手は体脂肪を減少させる事に重点をおき、トレーニングや食生活を心がけているが選手の中には理想の体型を目指して減量するものの、体重のみが減少し見た目の細さが変化しないものもいる。本研究では新体操選手の下半身の周径囲、皮下脂肪厚及び体脂肪量との関連についての基礎資料を得る目的で、一年間のトレーニング時期の中でも選手が減量を行い、最も動きやすく理想に近い体型である試合期において調査した。【方法】大学女子新体操選手13名(年齢19.3±1.2歳、身長160.2±4.2cm、体重48.2±2.2kg、BMI18.8±0.9)を対象とした。体脂肪率はInBody230を用いて測定した。また、下半身の周径囲(大腿、下腿、ウエスト、臀囲)及び皮下脂肪厚(腹部、大腿前面、下腿)をISAK(The International Society for the Advancement of Kinanthropometry)基準によりISAK認定形態測定技師(Level1)が測定した。測定は2015年4月に実施した。【結果】体脂肪率は17.6±3.2%、体脂肪量は8.4±4.7kg(最小5.4kg-最大10.8kg)、周径囲は大腿45.3±1.3cm、下腿33.5±1.0 cm、ウエスト62.0±2.3 cm、臀囲85.3±1.7 cmであった。体脂肪量と周径囲及び皮下脂肪厚との間には有意な相関関係は認められなかった。ウエストは筋肉量と正の相関関係を示し(r=0.619、p<0.05)、下腿囲とは負の相関関係を示した(r=-0.559、p<0.05)。【考察】試合期の新体操選手において、下半身の体型は脂肪量との関連はみられず、ウエストが太く筋肉量の多い選手は下半身が細かった。そのため、新体操選手の減量では、身体組成の測定により体脂肪量を把握することで無理な体脂肪量の減少を抑え、採点により有利な体型を得るためにも、定期的な下半身の周径囲測定の実施が有効であることが示唆された。 

Keywords: 新体操; 形体計測; 大学生アスリート;


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