ID:A01794-00012-10334
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第17回全国介護老人保健施設熊本大会

尿取りパット汚染ゼロへの検討

○臼田恵美1,光田威雄1

1介護老人保健施設 シルバーピア加賀)

はじめに
尿意はあるがパット内失禁してしまう利用者に対し、どの様にすればパット汚染を減らし、快適な生活を送る事が出来るかと思い、パット汚染軽減に向けていくつかの働きかけを行なったところ、パット内失禁ゼロとはならなかったがパットの使用枚数が減少し、その事によって不快感が軽減したと考えられる。今回の事例で、汚染ゼロへする事の難しさを学んだのでここに報告する。
目標
尿意はあるもののパット内失禁してしまう利用者が、快適な生活が送れる様パット汚染ゼロを目指す。
対象と方法
82歳 女性 要介護2 認知症なし
1.計画期…本氏にトイレに行った時間、その際のパット汚染の有無を記録してもらう
2.体操前実施期…職員が声かけを行いながら2週間、続いて声かけなしで1週間トイレに行ってもらい、記録してもらう
3.体操期…記録をつけずに骨盤低筋群体操を3週間行ってもらう
4.体操後実施期…職員が声かけを行いながら2週間、続いて声かけなしで2週間トイレに行ってもらい、記録してもらう
集計・・・パット汚染の有無(パットの使用枚数)をパット種類別に調べる
*骨盤低筋群体操とは…骨盤内臓器を支える働きと尿道を閉める働きがある骨盤低筋群を随意に収縮・弛緩することで、骨盤低筋群を強化する体操
結果
1.緑パット   3枚    ピンクパット   2枚
2.     2.4枚          1.57枚(声かけあり)
      2.85枚             2枚(声かけなし)
4.       1枚             1枚(声かけあり)
      2.28枚          1.71枚(声かけなし)
緑パット・・・・・日中用
ピンクパット・・・夜用
考察
職員による声かけにて意識的にトイレに行ってもらった結果、若干ではあるがパットの使用枚数は減った。それは、パットを使用している事によって失禁しても大丈夫という安心感にとらわれる事なく、「パットを汚さないぞ」と強く意識しながらトイレに行ったからだと考えられる。また骨盤低筋群体操後更に使用枚数が減っており、尿道を閉める働きがアップしたと考えられる。しかしながら声かけを行わなかったり、「どうせ出来ない」「私には無理よ」と否定的な言葉が聞かれた時は、パットの使用枚数は増えてしまった。
総括
1.本人のやる気を引き出し、維持させるための適切な声かけが重要である
2.トイレに行きやすい環境を作る
3.骨盤低筋群体操を習慣づける事が大切である

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