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第42回日本社会保険医学会

心地よい睡眠への援助 ~手の温もりを生かした指圧を試みて~

○阿久澤彩子1,真藤由美1

1社会保険群馬中央総合病院・看護局3F病棟)

【目的】睡眠とは人間の基本的ニーズの1つであり、疲労回復し活力を養う意味で大切である。特に夜間の睡眠は昼間の活動による心身の疲れを癒すだけでなく、身体的苦痛や心の悩みを一時的に忘れさせてくれる。そのため睡眠が十分でないと疲労感が増し生活の質が損なわれる。当病棟では多くの患者が不眠を訴え睡眠導入剤を内服している。指圧による睡眠への効果はすでに先行研究で報告されており、今回手の温もり、タッチングを加えた結果、より心地よい睡眠への効果が得られたので報告する。【方法】1、同じ条件、手技、時間を統一して2日間指圧を行う。2、評価は睡眠感に関するアセスメントスケールを参考に指圧前(1回)と指圧後(2回)患者に質問し調査した。各々の回答は、『全くそうである』『かなりそうである』『少しそうである』『全くそうでない』と4選択で、項目は『寝つき』『深さ』『時間』『途中の覚醒の有無』『中途睡眠のつらさ』『寝起きのよさ』『目覚めの爽快感』『熟眠感の有無』『寝不足の有無』『起床時の疲労感』とした。各々の項目を4~1点とし40点満点で点数が高い程睡眠感に対する満足度が高いとした。【結果】1、睡眠感の指圧前の平均は26.7点であった。2、1回目の指圧後の睡眠間の平均は30点、2回目は、31.6点であった。3、個人別では、睡眠感の指圧前後の変化は上がった人は20名のうち17名、下がった人は2名である。【結論】1、睡眠のツボの指圧は、睡眠の導入と睡眠持続時間に効果がある。2、指圧は術者の手指で患者の安寧を高め、リラックス効果と気持ちを表出してもらう時間にできる。3、睡眠のツボをすることは良い眠りへの効果はあるが、不眠の原因は様々であり個別性のある対応が必要である。

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