ポスターセッション

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乳頭状腎細胞癌におけるc-Met遺伝子の変異解析：吉田　実¹,岸田　健¹,近藤慶一¹,河上　哲¹,馬場理也¹,金子茂樹¹,酒井直樹¹,小林一樹¹,矢尾正祐¹,穂坂正彦¹,石川　勲²（¹横浜市大・泌,²金沢医大・内）

Mutational analysis of the c-Met gene in papillary renal cell carcinoma : Minoru YOSHIDA¹, Takeshi KISHIDA¹, Keiichi KONDO¹, Satoshi KAWAKAMI¹, Masaya BABA¹, Sigeki KANEKO¹, Naoki SAKAI¹, Kazuki KOBAYASHI¹, Masahiro YAO¹, Masahiko HOSAKA¹, Isao ISHIKAWA² (¹Dept. of Urol., Yokohama City Univ., ²Dept. of Int. Med., Kanazawa Med. Univ.)

【目的】最近、乳頭状腎細胞癌の家系でc-Met遺伝子のgermline mutationが、また sporadic な乳頭状腎細胞癌でもsomatic mutationが確認された (Schmidt et. al., Natur Genet, 16, 1997)。今回我々は乳頭状腎細胞癌を含むnon-clear cell typeの腎細胞癌44例について、c-Met遺伝子の変異解析を行った。
【方法】現在まで変異の見つかっているexon16から19についてDNA-SSCPおよびダイレクトシークエンスにて変異の有無を調べた。
【結果】乳頭状腎細胞癌1例で癌組織と正常組織に同じ変異 (nt3666 C to T) が確認された。この変異型は今までに報告がなく、現在この変異型c-Metによるトランスフォーメーションアッセイを進めている。また腎癌症例を追加し、さらにexon15, 20, 21についてもDNA-SSCPにてスクリーニングを進めている。