ポスターセッション

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B細胞性非ホジキンリンパ腫におけるBCL6遺伝子再構成のFISH法による検出：田村明子¹，植田 豊²，中澤直三¹，岩井俊樹¹，笹井 ゆり¹，西田一弘¹，堀池重夫¹，横田昇平¹，加嶋 敬¹，藤井 浩²，三浦偉久男³，谷脇雅史¹ (¹京都府立医大・3内，²京都第一赤十字病院・3内，³秋田大・医・3内 )

Detection of BCL6 rearrangement in B-cell lymphoma by fluorescence in situ hybridization. : Akiko TAMURA¹, Yutaka UEDA², Naozo NAKAZAWA¹, Toshiki IWAI¹, Yuri SASAI¹, Kazuhiro NISHIDA¹, Shigeo HORIIKE¹, Shohei YOKOTA¹, Kei KASHIMA¹, Hiroshi FUJII², Ikuo MIURA³, Masafumi TANIWAKI¹, (¹3rd Dept., Int Med., Kyoto Pref. Univ. Med., ²Kyoto 1st Red Cross Hosp., ³3rd Dept., Int Med., Akita Univ.)

【目的】我々は，B細胞性非ホジキンリンパ腫(B-NHL)における病型特異的な染色体転座をFISHで迅速に診断する方法を開発している．今回は，BCL6(3q27)転座について報告する．【対象と方法】B-NHL110例を対象とした．FISHは既報の如く抑制分子雑種法を行った．人工酵母染色(YAC)19GA10とcosmid cosB5-1 (BCL6)をプローブに用い，split signalとして3q27の転座を検出した．また，IgHとBCL6との転座を検出するために，bacteriophage Igγ1-10(Cγ1)とYAC Y6(VH) を使用した．YACはAlu-PCR増幅産物をプローブに調整した．100〜200の間期核細胞を算定した．BCL6転座陽性例については，赤坂らのlong distance PCRを行いIgHとの再構成を検討した．【結果と考察】3q27(BCL6)転座を110例中17例(15.5%)で検出し，うち12例はIgHとの転座であった．陽性例の組織型はFM1例，SNC1例，DSC3例，DM4例，DL7例，IBL１例であった．本法はBリンパ腫の診断や病態の解析に有用であると考えられる．