ポスターセッション

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human immature B-cell line における VLA-4、VLA-5 を介したFibronectin による細胞増殖促進：毛里あかね^1,2、横田朗^1,2、西村美樹²、北川元生¹、齋藤康²、張ヶ谷健一¹（¹ 千葉大・医・一病理、² 二内）

Fibronectin promotes proliferation of human immature B-cell lines via VLA-4 and VLA-5 signaling：Akane MOURI^1,2, Akira YOKOTA^1,2, Miki NISHIMURA², Motoo KITAGAWA¹, Yasushi SAITOU², Kenichi HARIGAYA¹ (¹ 1st Dept. of Pathol., ² 2nd Dept. of Int. Med., Chiba Univ. )

【目的】Fibronectin ( FN )は human myeloid cell line である MO7eや、human naive, memory T-cellの細胞増殖を調節しているが、 human B-cell への作用についてはほとんど明らかとされていない。そこで、human immature B-cell line の増殖における FN の効果を検討した。
【対象、方法】 pro B, pre B-cell line である、P30 , Nalm6 を対象とした。FN を coatingした96穴のplateで両細胞株 を培養し、増殖における FN の効果を検討し、抗 VLA-4, 5 抗体の添加による阻害効果を確認した。また FN を coatingしたdishで両細胞株 を培養し、Northern blot annalysisによりp21の発現を検討した。
【結果】両細胞株でFNのcoating により増殖が促進され、この効果は 抗 VLA-4 , 5 抗体の同時添加により相乗的に阻害された。FN のcoatingにより、Nalm6 においてp21の発現が減弱した。
【考察】fibroblastでECMとintegrinの結合により増殖が促進することが報告されており、そのsignal経路が明らかとされつつある。今後このVLA-4, 5を介するsignal経路と細胞周期関連蛋白について検討する予定である。