ポスターセッション

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肺癌細胞におけるX線および炭素線照射によるVEGF mRNA発現の検討：安藤総一郎^1,3、野島久美恵¹、石原弘²、馬嶋秀行¹、鈴木雅雄¹、古澤佳也¹、小池幸子¹、安藤興一¹、栗山喬之³（¹放医研・第３研究グループ、²第１研究グループ、³千葉大医学部・呼吸器内科）

Elevated VEGF mRNA expression on lung carcinoma cell line by either X-rays and carbon ions irradiation : Soiochiro ANDO^1,3, Kumie NOJIMA¹, Hiroshi ISHIHARA²,HideyukiMAJIMA¹,MasaoSUZUKI¹,YoshiyaFURUSAWA¹, Sachiko KOIKE¹, Koichi ANDO¹, Takayuki KURIYAMA³
(¹Third Research Group, ² First Reseach Group of NIRS . ³ Dept. of Chest Medicine of Chiba Univ.)

〔目的〕放射線照射というストレスにより癌細胞は様々な反応を生じる。肺癌細胞においてX線および炭素線照射によりVEGFmRNAの発現がどのように変化するか検討した。
〔方法〕細胞／肺扁平上皮癌細胞(RERF-LC-AI)放射線照射／X線（線量:15Gy,線量率:1.04Gy/min)、炭素線(290MeV/u,物理線量:15Gy, 線量率:7.2Gy/min, LET:13.3, 50, 90 keV/μm)、定量／Nothern blot 法
〔結果〕X線および炭素線照射ともに照射16~24時間後にVEGFmRNAの発現がみられたが、 X線では照射16時間後に最大値2.5倍であったのに対し、炭素線では照射24時間後に最大値2.8倍であった。LET依存性はみとめられなかった。
〔考察〕VEGFmRNAの発現は肺癌細胞の放射線照射に対する生物的反応のひとつと思われた。