ポスターセッション

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胆嚢癌における組織学的多様性と増殖能の検討:内村正史¹,今津浩喜¹,神野　治¹,浦口　貴¹,長谷川茂¹,松原俊樹¹,桜井洋一¹,落合正宏¹,船曵孝彦¹,溝口良順²,黒田　誠²,笠原正男², (藤田学園・医・外¹、病理²)

A study of histological heterogeneity and cell proliferation in gallbladder carcinoma: Masashi UCHIMURA¹, Hiroki IMAZU¹, Osamu JINNO¹, Takashi URAGUCHI¹, Shigeru HASEGAWA¹, Toshiki MATSUBARA¹ Yoichi Sakurai¹, Masahiro OCHIAI¹, Takahiko FUNABIKI¹, Yoshikazu MIZOGUCHI², Makoto KURODA², Masao KASAHARA² (Dept. of Surgery¹ and Pathology², Fujita Health Univ. School of Medicine)

[目的]胆嚢癌組織学的多様性と臨床病理学的因子及び増殖能との関連につき検討したので報告する。[対象]手術的切除された胆嚢癌症例27例をHE染色標本上で観察された組織型の多少にかかわらず判定。増殖能は免疫組織学的にKi-67(MIB1)染色を行い統計学的に判定。[結果]組織学的多様性は20例(74%)。組織学的多様性の有無と病理学的諸因子、KI-67 L.I.予後との間に統計学的な有意差なし。しかし、優勢な組織型に関わらずporの成分を含む症例とそうでないものの2群に分けるとN-factorについてpor成分を含む症例はN(+)の多い傾向がみられ(P=0.055)、por成分を含む症例は有意にStage�Wが多く、予後との関係はpor成分を含むものが有意に予後不良であった(P<0.05)。Ki-67 L.I.との比較では症例数が少ないためか有意差はみられなかった。[結語]por成分と増殖能との関連性は見いだせなかったがその有無診断は予後判定に有用と考えられた。