ポスターセッション

一覧　トップ

活性化自己リンパ球長期投与症例：関根暉彬¹、加藤洋一²、藤元博行³、鳶巣賢一³、垣添忠生³（国立がんセ・¹研、³病、²日大医・３外）

Long term treatment of advanced cancre patients with activated autologous lymphocyts : Teruaki SEKINE¹, Youiti KATOU³, Hiroyuki FUJIMOTO³, Kenichi TOBISU³, Tadao KAKIZOE³ :(Natl.Canc.Centr.,¹Res.Inst.,³Hosp.,²3rdDep.Surg.Univ. Nippon.)

［目的］［方法］進行癌患者のQOLの維持と延命を主な目的とし、活性化自己リンパ球の長期間にわたる投与を試みた。
［ 結果］症例１　腎細胞癌で初診時すでに３カ所の肺転移が認められていた、原発巣摘出前より活性化自己リンパ球投与を開始し、以後６年６カ月にわたって投与を続けている、投与開始４年後に肺転移巣の増大と脳転移が認められた、放射線治療後それも落ちつき現在でもPS 0を維持している。
　症例２　腎細胞癌で初診時すでに２カ所の肺転移があった、原発巣摘出後より活性化自己リンパ球投与を開始し、１年９カ月にわたって投与し、１１回投与した時点で１カ所の転移巣は消失した、投与中止１年６カ月後に残った肺転移巣の増大があり切除、以後３年６カ月経過再発は認められない、これらの症例において長期投与による副作用はなかった。　　
［結語］活性化自己リンパ球は長期間にわたって投与可能であった。