ポスターセッション

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前立腺癌のall-trans Retinoic Acidによるapoptosisにおける発現遺伝子の検討:太田詔¹,古谷雄三²,伊藤晴夫¹(¹千葉大・医・泌,²帝京大・市原病・泌)

Gene Expression via all-trans Retinoic Acid Induced Apoptosis in Prostate Cancer:Sho OHTA¹,Yuzo FURUYA² and Haruo ITO¹(¹Dept. of Urol., School of Med., Chiba Univ.,²Dept. of Urol.,Teikyo Univ., Ichihara Hosp. )

【目的】all-trans Retinoic Acid(atRA)は、癌種に対し分化誘導や成長抑制作用を有し、臨床応用が試みられている。前立腺癌においても有用性が考えられており、細胞株においてはapoptosisが誘導されることが分かってきている。今回我々は、その作用機序の解明として発現遺伝子の変化を検討した。
【方法】最終濃度50μMのatRAによって、４種の前立腺培養細胞株にapoptosisを誘導し、RT-PCRによる発現遺伝子のmRNAレベルでの変化を検討した。
【結果】cdk2,cdk6,RARβ,midkine(MK),pleiotrophin(PTN)の発現に変化が認められた。
【結論】atRAの作用がretinoic acid receptorを介しMK,PTNが関与していることが示唆された。