ポスターセッション

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特異的抗体を用いたショウジョウバエDNA複製関連タンパク質及び転写制御因子の動態の解析：西本義男¹,玉井克之²,広瀬富美子¹,井上喜博¹,林裕子¹,田口修³,松影昭夫¹,山口政光¹　（愛知がんセ・研・¹生物、³二病、²MBL医学生物学研・研究開発）

Analyses of dynamics of Drosophila DNA replication-related proteins andtranscriptional regulatory factors by using specific antibodies : Yosio NISHIMOTO¹, Katsuyuki TAMAI², Fumiko HIROSE¹, Yoshihiro INOUE¹, Yuko HAYASHI¹, Osamu TAGUCHI³, Akio MATSUKAGE¹, Masamitsu YAMAGUCHI¹ (¹Lab. Cell Biol., ³Exp. Pathol. Aichi Cancer Center Res. Inst., ²Med. Biol. Lab.)

DNA複製は、多数の酵素や調節因子によって構成された複合体によって遂行される。これらのタンパク質因子に対する抗体は、細胞内でのDNA複製複合体の動態や、構成因子の挙動などを解析するのに有効な手段を提供する。またこれらのタンパク質因子をコードする遺伝子の突然変異体の解析にも、抗体は威力を発揮する。我々はこれまでに、ショウジョウバエの種々のDNA複製関連タンパク質及び複製遺伝子を共通に制御する転写調節因子に対する抗体を独自に作成してきた。以下に、現在作成中の抗体も含めて、抗原に用いたタンパク質の機能別にまとめて紹介する。１）DNA複製酵素：DNAポリメラーゼε、RF-C (replication factor-C)、２）DNA複製開始因子：MCM3 (minichromosome meintenance 3)、MCM6、MCM7、３）複製関連遺伝子を共通に制御する転写調節因子：DP、E2F、DREF(DNA replication-related element-binding factor)、４）染色体高次構造形成因子：BEAF32 (boundary element-associated factor of 32 kDa)。これらのタンパク質因子のショウジョウバエ各発生段階における発現レベルを免疫ブロット法で解析した結果、及びそれらの細胞内局在について報告する。