ABSTRACT 1599(P5-21)
Differential Display 法によるヒト前立腺癌細胞株LNCaPにおけるandrogen反応性遺伝子群の解析:藤浪潔1、窪田吉信2、太田信介2、上村博司2、穂坂正彦2、近藤慶一1、三浦猛1(1神奈川がんセ・泌、2横浜市大・泌)
Analysis of androgen response genes in LNCaP cell line of prostate cancer using differential display method : Kiyoshi FUJINAMI1,Yoshinobu KUBOTA2,Shinsuke OHTA2,Hiroji UEMURA2,Masahiko HOSAKA2,Keiiti KONDO1,Takeshi MIURA1(1Dept. of Urol.,Kanagawa Cancer Ctr, 2Dept. of Urol.,Yokohama City Univ.)
【目的】ヒト前立腺癌の発生、進展には癌遺伝子、癌抑制遺伝子、アンドロゲン関連の遺伝子の関与が明らかになってきているが、多くは未だ解明されていない。そこで今回、遺伝子発現量の差にもとづく未知の遺伝子分析、同定の方法である、Differential Display法(DD法)によりヒト前立腺癌のアンドロゲン依存性に関する遺伝子の同定を試みた。【対象と方法】前立腺癌細胞株LNCaPをDHTにて刺激した細胞と非刺激細胞よりRNAを抽出し、Differential Display法を行い発現の異なるバンドよりDNA断片を得、それをsequence解析を行い遺伝子同定を試みた。その後、Northern blot解析またはRT-PCRにて発現の異なることを確認した。【結果】DD法にて発現の異なる遺伝子断片のうちNorthern blot解析またはRT-PCRにて発現の異なることを確認した遺伝子3つについて検討した。