ポスターセッション

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大腸癌におけるマクロファージ浸潤(MI)と血行性転移、予後について：松村光誉司¹、千葉幸夫¹、天谷博一¹、加藤泰史¹、下松谷匠¹、堀内哲也¹、中村誠昌¹、宮永克也¹、谷口哲郎¹、谷川允彦²（¹福井医大・第二外科、²大阪医大・一般消化器外科）

Relationship with macrophage infiltration and hematogeneous metastasis,prognosis in colorectal cancer：Mitsuyoshi MATSUMURA¹, Yukio CHIBA¹, Hirokazu AMAYA¹, Yasusi KATO¹, Takumi SHIMOMATSUYA¹, Tetsuya HORIUCHI¹, Tomoaki NAKAMURA¹, Katsuya MIYANAGA¹, Tetsurou TANIGUCHI¹, Nobuhoko TANIGAWA²（¹Dept. of 2nd Surgery., Fukui Med University., ²Dept. of General and Gastrointestinal Surgery., Osaka Med College.)

〔目的〕大腸癌においてMIは血行性転移の予知因子となりうるか、予後と相関があるかどうかを検討する。〔対象と方法〕対象は当科にて手術した148例の大腸癌症例とし、免疫組織化学染色を行い、MI・腫瘍内微小血管数(IMVD)を算出した。〔結果〕MIは術後血行性転移・IMVD・Stage・静脈侵襲と相関を認め、多変量解析にて血行性転移の予知因子であった。一方MI＜24群ではMI≧24群に比べて有意に予後良好であった(P＜0.027)。〔結語〕1)、マクロファージ浸潤は術後血行性転移、腫瘍内微小血管数、Stage、静脈侵襲と相関を認め、また血行性転移の予知因子となった。2)、高マクロファージ浸潤群では低マクロファージ浸潤群に比べて有意に予後不良であった。