ポスターセッション

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99m-Tc標識モノクローナル抗体A7を用いた膵癌イメージングの基礎的研究：松村博臣¹、大辻英吾¹、小林真一郎¹、岡本和真¹、牛嶋陽²、前田知穂²、山口俊晴¹（¹京都府立医大・1外、²京都府立医大・放）

Radioimmunoscintigraphy of pancreatic cancer with 99m-Tc labelled monoclonal antibody A7 : Hiroomi MATSUMURA¹, Eigo OTSUJI¹, Shinichiro KOBAYASHI¹, Kazuma OKAMOTO¹, Yo USHIJIMA²，Tomoho MAEDA², Toshiharu YAMAGUCHI¹ (¹1st Dept. of Surg., Kyoto Prefectural Univ. of Med., ²Dept. of Rad., Kyoto Prefectural Univ. of Med.,)

【目的】99m-Tc標識モノクローナル抗体A7の、膵癌イメージングにおける有用性を検討する。【方法】1）モノクローナル抗体A7をDTPAを用いて標識し、標識率を測定した。2）99m-Tc標識モノクローナル抗体A7と非標識モノクローナル抗体A7とで、in vitro competitive inhibition assayを行い、抗体活性を調べた。3）膵癌細胞株HPC-YS移植ヌードマウスに、99m-Tc標識モノクローナル抗体A7を静注し、経時的に腫瘍や正常臓器を摘出して、γ-カウンターで測定した。4）HPC-YS移植ヌードマウスに、99m-Tc標識モノクローナル抗体A7を静注し、24時間後にシンチグラムを撮影した。【結果】1）約93％の標識率を得た。2）標識抗体の抗体活性は、非標識抗体とほぼ同等であった。3）標識抗体は投与後速やかに腫瘍に集積し、高い腫瘍／血液比が得られた。4）腫瘍は、hot spotとして描出された。【まとめ】99m-Tc標識モノクローナル抗体A7は、膵癌のイメージングに有用である。