ポスターセッション

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骨肉腫に対する放射線，温熱療法のリン磁気共鳴スペクトロスコピ-（31P-MRS ）による基礎的検討：西崎友保¹、伊藤要子²、大塚隆信¹、米沢正人¹、松下 廉¹、多田豊曠³、中村隆昭⁴、松井宣夫¹　（¹名市大・整形、³名市大・第二病理、⁴名市大・中検病理、²愛知医大・放医）

Assesment of 31P-MRS for Osteosarcoma in nude mouse treatment with Radiohyperthermia ：Tomoyasu NISHIZAKI¹, Youko ITOH², Takanobu OTSUKA¹ , Masato YONEZAWA¹, Takeshi MATSUSHITA¹, Toyohiro TADA³, Takaaki NAKAMURA⁴, Nobuo MATSUI¹（¹ Dept. of Orthop. Surg., and ³, ⁴ Pathol. Nagoya City Univ.,² Dept. of Radiol. Aichi Med. Univ.）

〔目的〕骨肉腫に対する放射線・温熱療法の早期治療効果判定法としてMRSの有用性を調べた．
〔方法〕OST（Osteogenic Sarcoma Takase strain）をヌ-ドマウスに移植、その後無処置、放射線のみ、温熱のみ、放射線温熱ともに施行の4群に分けた．腫瘍体積とスペクトル中の各パラメ-タ-の経時的な相関を分析した．
〔結果〕無処置群では腫瘍の増大に伴い、PME（phosphomonoester）、Pi（inorganic phosphate）、PDE（phosphodiester）の増加、PCr（phosphocreatine）、PCr/Pi、β-ATP/Pi、β-ATPの減少を示し、他の3群においてもそれぞれ腫瘍の動態をとらえていた．
〔考察〕OSTにおける31P-MRスペクトルの動態は放射線温熱療法のモニタリングとして有用であると思われた．