ポスターセッション

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ヒト乳癌細胞における細胞接触依存性エトポシド耐性はEGFR量と相関する：青柳秀忠¹、竹尾　健¹、前村道生¹、飯野佑一²、堀井吉雄¹、横江隆夫²、堀口　淳¹、森下靖雄¹（¹群馬大・医・二外,²群馬大・医・救急）

Cell-cell contact-dependent drug resistance against etoposide is correlated with EGFR expression in human breast cancer cell lines : Hidetada AOYAGI¹, Ken TAKEO¹, Michio MAEMURA¹, Yuichi IINO², Takao YOKOE², Jun HORIGUCHI¹, Yasuo MORISHITA¹ (¹ 2nd Dept.of Surg.Gunma Univ. ² Dept. of Crit. Care. Med. Gunma Univ.)

【目的】confluent cellやspheroidを用いた研究により、細胞密度が薬剤感受性を修飾することが示されている。このメカニズムを明らかにするために、clonogenic assay法を応用し、cell-cell contactの有無によるsurvivalを評価する方法を考案した。今回、ヒト乳癌細胞株を用いて、EGFRとetoposideに対するcell-cell contact依存性薬剤耐性との関係を調べた。【方法】ヒト乳癌細胞としてMCF-7,GMC-M,T47D,MDA-MB-231を用いた。EGFR量はbinding assayで測定した。エトポシドに対する感受性は、clonogenic survival curveより評価した。【結果】EGFR量はMCF-7, GMC-M, T47D, MDA-MB-231 の順に増加した。cell-cell contact をおこしている細胞において、エトポシドに対する耐性の強さはEGFR量と相関した。【結論】ヒト乳癌細胞はEGFRの量に相関して、エトポシドに対する細胞接触依存性の薬剤耐性を示した。今回示したassaｙ法はcell-cell contactによるsurvivalを調べるのに有用である。