ポスターセッション

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再発胃癌に対する5-FU持続+少量CDDP連日投与（FLDP療法）の検討：片岡政人,近藤建,市原透,堀澤増雅（国立名古屋病院外科）

Efficacy of 5-FU + low dose CDDP therapy（FLDP therapy） for recurrent gastric cancer：Masato KATAOKA,Ken KONDOH,Tooru ICHIHARA,Masumasa HORISAWA（Dept. of Surgery,Nagoya National Hospital）

再発胃癌に対し、5-FU持続+少量CDDP連日投与（FLDP療法）を行い、その有効性を検討した。＜対象と方法＞対象は評価可能な病変を有する再発胃癌24例である。5-FU 330mg/m²を連日持続投与し、CDDPは6mg/m²を5日間投与で2日間休薬した。2週以上投与できた症例を対象とした。＜結果＞組織型はtub1：3例、tub2：11例、muc：1例、por：7例、sig：1例、adenosquamous：1例であった。再発部位は腹膜：12例、肝：4例、リンパ節：5例、骨：1例、腹壁：1例、肺：1例であった。奏効率はPR6例（25%）であり、分化型が3例（21%）、低分化型が3例（33%）であった。再発後初回治療からの50%生存期間は分化型が311日、低分化型が155日であった。初回治療後1年以上生存した症例は分化型4例（29%）、低分化型1例（11%）であった。＜結語＞再発胃癌に対するFLDP療法は奏効率25%であり、有効な方法と思われた。