ポスターセッション

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放射線誘発アポトーシスとJNKの活性化についての検討：庄内孝春¹,安達正晃²,晴山雅人¹,坂田耕一¹,高村毅典²,小山由優子²,今井浩三² (¹札幌医大・放,²札幌医大・１内)

Evaluation of the relation between the radiation-induced apoptosis and JNK activation：Takaharu SHONAI¹, Masaaki ADACHI², Masato HAREYAMA¹, Koichi SAKATA¹,Takenori TAKAMURA², Yuko KOYAMA², Kohzou IMAI² (¹Dept. of Radi., Sapporo Med. Univ., ²Dept. of Int. Med. Sec.1, Sapporo Med. Univ.)

[目的] 癌細胞間での放射線感受性には大きな差があるが、その機構については未だ不明な点が多い。様々なストレス刺激により活性化されることが知られているc-Jun N-terminal kinase (JNK)は、放射線照射によっても活性化されることが示されている。今回我々は、ヒト癌細胞株において放射線誘発アポトーシスに感受性の高い細胞と抵抗性を示す細胞を選択し、JNKの活性化の程度を観察することにより、放射線誘発アポトーシスとJNKの活性化の関連性について検討した。[方法] 放射線照射24時間後にtrypan blue exclusion assay及びDNA断片化を用いて放射線誘発アポトーシスを評価した。10Gy照射3時間後のJNK活性は、pull-down法により部分精製し、JNK assay kitを用いて測定した。[結果] 放射線誘発アポトーシスに対する感受性とJNKの活性化の程度は相関することが示唆された。現在、JNKの活性化を促す機構について検索を進めている。